日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

弁護人とボクとの接点。

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 さて、いよいよ役者が勢揃いして、木嶋佳苗、あっ、〝佳苗ちゃん〟の控訴審初公判が〝キックオフ〟しました

 一通りの人定質問が終了して、佳苗ちゃんは被告人席へと戻りました

 その際も、傍聴人の全員が佳苗ちゃんの一挙手一投足を見逃すまいと〝ガン見〟しています


 続いて、裁判長から、

 『それでは、弁護人は控訴趣意書の要旨の陳述をどうぞ。』

 と、促して、傍聴席から見て一番奥に座っていた弁護人が起立し朗読を始めました。

 ボクは、内柴事件控訴審の前例を体験していたので、「あっ、また朗読するのか。」と、思いました

 おそらくは、一番奥に鎮座していたと言う事は、主任弁護人であろうと思われます。

 ボクは、朗読に合わせてこの弁護人の顔を改めて見ると、

 『あれっあの人はもしかして…。』

 と、ボクの脳内メモリーが〝タグ付け〟を始めて、直ぐにある人と一致しました

 
 実は、この主任弁護人は、平成24年11月7日にあの有名な「東電OL殺人事件」で〝再審無罪〟を勝ち取った、『神山啓史(ヒロシ)』先生だったのです

 この弁護人は、東電OL殺人事件の被告人だった、ネパール人の「ゴビンダ・プラサド・マイナリ」さんの逮捕当時から再審無罪までを担当した主任弁護人なのです

 詰まり、最初から最後まで弁護を担当して、見事再審無罪を勝ち取った〝人権派〟弁護人なのです。

 多分、殆どの方が〝東電OL殺人事件〟の概要を知っているかと思いますが、念の為知らない方の為に説明します


 1997年に渋谷区のアパートで、東京電力に勤務する女性が殺害され、その犯人としてゴビンダさんは逮捕されるも、一貫して無罪を主張。
 
 そして、2000年4月14日東京地裁は、現場から第三者の体毛が見つかったことなどを「解明できない疑問点」として挙げ「第三者が犯行時に現場にいた可能性も否定できず、立証不十分」として、無罪判決が言い渡された。
 
 しかし、この判決を不服として4月18日に検察は控訴し、2000年(平成12年)12月22日、東京高等裁判では、「犯行直前に被告人が事件現場にいたこと(鑑定により現場に残された使用済みコンドームに付着した精液と現場に残された体毛が被告人のものと一致)と、事件直後に金を工面できたこと」などいくつかの状況証拠を理由に有罪とし、無期懲役判決を言い渡した。その判決公判で、逆転有罪判決を言い渡されたゴビンダは、「神様、ぼくはやってない」と叫ぶ。
 
 2003年(平成15年)10月20日に、最高裁判所第三小法廷で上告が棄却され、無期懲役の有罪判決が確定した。
 
 2005年(平成17年)3月24日、収監されたゴビンダは、獄中から東京高裁に再審を請求した。収監中の男性に対し、日本国民救援会が支援を行った。また、日本弁護士連合会も、2006年(平成18年)10月に冤罪事件として専門家の派遣、費用の援助などさまざまなかたちでの支援を決定している。

 2011年(平成23年)7月21日、東京高裁の再審請求審で弁護側が要請し、東京高裁がそれを受けて現場で採取された物証のうちDNA鑑定をしていないものについて実施するよう検察側に要請し、東京高検がDNA鑑定を実施した。その結果、遺体から採取された精液から検出されたDNAは、ゴビンダのものと一致しないことが判明し、現場に残された体毛と一致することがわかったと新聞、テレビにより報道された。

 2012年(平成24年)6月7日、東京高裁(小川正持裁判長)は、再審の開始を認めた。また、ゴビンダの刑の執行を停止する決定をした。検察側は職権で勾留を続けるよう要請したが退けられ、ゴビンダは同日中に釈放された。小川裁判長は決定理由で「もしも新たなDNA鑑定結果が公判に提出されていたなら、犯人は別の男性Xではないかという疑念を否定できず、ゴビンダの有罪認定には到達しなかったのではないかと思われる」とした。そのうえで新たな鑑定結果を「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」と認め、再審開始の要件が満たされていると判断した。

 再審開始決定後も検察側は有罪主張を維持していたが、被害者の爪から男性XのDNAが検出されたことから、無罪主張に転換した。

 再審初公判は2012年10月29日に開かれ、検察は、「被告以外が犯人である可能性を否定できない」として無罪を主張、結審した。同年11月7日、東京高裁(小川正持裁判長)が無罪判決を言い渡した。検察は上訴権を放棄し、ただちに無罪判決が確定した。

 (※ウィキペディアより引用)


 と、言う事件で、ゴビンダさんは無実の罪で何と〝15年〟も身柄を拘束され、有罪が確定した後は刑務所に移送されるので、無実なのにも拘わらず〝懲役〟と言う名の〝強制労働〟をさせられていたのです

 ホント、とんでもない事件だったのです

 何故、ボクがこの事件の主任弁護人を知っているのかと言うと、今回の再審無罪の経緯を詳細に綴った「東電OL事件 DNAが暴いた闇」と言う書籍を東京拘置所の〝独房〟で読んで、その中に弁護人の事が綴ってあったからです。(写真付きで)

 又、ボクは前回の刑事裁判の時に、土浦の拘置所で、ノンフィクション作家の佐野眞一さんが書いた「東電OL殺人事件」を読んで、〝これは、完璧な冤罪事件だな〟と思っていたので、尚更この事件に興味があったのです

 以上の理由から、ボクは神山弁護人の事を〝勝手に〟知っていたのです


 それともう一つ、この東電OL殺人事件とボクの逆転無罪事件が、実は凄い〝縁〟で繋がっていたのです

 
 では、ボクの事件とどう関係があるのか…


 それは、ボクの逆転無罪の控訴審を担当したのが前記の赤い文字で記している、〝小川正持〟裁判長だったのです(途中で交代)

 詰まり、東電OL殺人事件で再審開始の決定を下し、その後再審無罪の判決を出した裁判長だったのです

 はっきり言って、ボクが逆転無罪判決になったのは、間違いなく小川正持裁判長だったからです

 もし、違う裁判長だったら、ボクは今こうしてブログを書けず、刑務所でやりたくもない作業をさせられていたかも知れません…

 ホント、小川裁判長は、ボクが書いた控訴趣意書等を丹念に読んでくれて、被告人の言い分に耳を傾けてくれた大変素晴らしい裁判長でした

 言葉では、感謝してもし尽くせない位、感謝しています…

 是非、機会があるのなら、直接会って御礼が言いたいです。(笑)


 と、色々な事情が絡みあっていた為、ボクは〝佳苗ちゃん〟の控訴審の主任弁護人を知っていたのです

 
 要するに、〝佳苗ちゃん〟控訴審は、か、な、り、強力な弁護人の下に〝キックオフ〟したのです

 ボクは、その点を知ってもらいたくて、敢えて東電OL殺人事件の詳細を綴ったのです

 
 そして、ボクは控訴趣意書の要旨の朗読を聴いて、主任弁護人の神山先生の凄さを知らされる事となりました…。


 次回は、ボクは何故朗読を聴いて、主任弁護人の凄さを知る事になったのかをお話しします