日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

東京拘置所矯正展 2013 (1)

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 首都高速都心環状線(C2)を、四つ木方面に向かって車を走らせ、千住新橋を過ぎた辺りで左手に見えて来る灰色の無機質なドデカイ建物…。

 東武伊勢崎線(スカイツリーライン)の、小菅駅ホームから見える、やたらとデカイ要塞…。

 小菅駅のホームから見た東京拘置所
 
 小菅駅のホームから見た東京拘置所 2

 東京メトロ千代田線(常磐線直通)で、北千住駅から綾瀬駅に進行し、荒川の橋脚を渡ると右手に見えて来る、灰色の無機質な要塞…。

 
 そう、ここは日本で一番の収容人数を誇る『東京拘置所』です(約3000人居ると言われている)

 
 丁度、一ヶ月前の10月12日に、ボクが7月2日まで住んでいた東京拘置所、ボクの中での別名〝小菅ヒルズ〟にて、

 『第二回東京拘置所矯正展』

 が、開催されました

 
 東京拘置所矯正展


 このイベントは、東京拘置所で年に一回だけ行われるイベントで、普段一般人が立ち入り禁止の場所が解放されて、各刑務所で作成された作業品の販売があったり、東京拘置所で支給されているパンが買えたり等々、様々なブースが出展する〝お祭り〟です

 狙いとしては、東京拘置所と言う物を、もっと身近に知ってもらおうと言うものではないでしょうか

 刑務所では、年に一回刑務作業品が買えるイベントが開催されるのは、結構知られた話ですが、刑務所ではない東京拘置所でこの様なイベントが開催されるのは非常に珍しいのです

 何故なら、東京拘置所は刑務所ではないからです


 と、言うのは、拘置所と言う物の意味を知っている方なら、『そんな事は知っとるわ』と、突っ込みが入りますが、実は意外と刑務所と拘置所の違いを知らない方が結構居るのです。

 これは、ボクが趣味でやっているサッカーのチームメイトと話した時に、多くの人がボクが身柄を拘束されている時に何か作業をしていると思っていたのです…

 
 では、ここで皆さんに訊きますが、拘置所と刑務所の違いは何かと訊かれたら、明確に答えられますか

 
 もし、答えられる方は、法律関係の仕事をしているか、あるいは裁判等に興味がある方ではないでしょうか。

 そうでなければ、まずそんな知らなくてもいい事を知っているはずはないですからね…。(笑)


 では、折角の機会なので、ここで拘置所と刑務所の違いをお話ししておきます

 
 単純明快な答えとしては、刑務作業をするかしないか、の違いです


 まず、拘置所は起訴(裁判になること)された被告人の身柄を収容する施設です

 簡単に言えば、裁判の判決が確定するまでの〝待機所〟と言った所でしょうか。

 この被告人の事を、『未決囚(みけつしゅう)』と、言います。

 これは、読んで字の如く、〝未〟だに刑が〝決〟まっていない〝囚〟人、と言う意味です

 拘置所の中では、俗に〝未決〟と呼ばれていて、基本的には面会も手紙も差し入れも、施設の規定内ならば自由です

 なので、自分でお菓子が購入出来たり、差し入れでお菓子が入ったり、面会も誰とでも出来たり、手紙も自由に出せます(施設によって一日の発信回数に差があり)。


 一方、刑務所は刑が確定した人を収容する施設です

 ですから、刑務作業と言う名の、事実上の強制労働が平日は毎日科されます…

 この受刑者の事を、『既決囚(きけつしゅう)』と、言います。

 これも、読んで字の如く、〝既〟に刑が〝決〟まった〝囚〟人、と言う意味です

 とは言え、刑務所の中では、単純に〝受刑者〟と呼ばれていて、既決囚と呼ばれる事は殆どありません。

 何故かと言うと、刑務所には受刑者しか居ないからです。(笑)

 拘置所は、判決が確定して、これから刑務所に移送する人が居る為、未決と既決が入り混じっていますが、刑務所は既に判決が確定して刑(懲役)を受けている人しか居ませんから…

 受刑者は、未決の時と違い、自由がかなり制限されます…。

 一例を挙げると、面会は基本的に家族や親族のみしか出来ず、月何回までとその人のランク(類と呼ばれる)によって回数が決められていて、手紙も同じくランクによって月に発信出来る回数が決まっています(受信は何通でもOK)。

 面会は、最低ランクで月2回、手紙は最低ランクで月4通です

 ですから、未決の時みたく、誰とでも面会出来たり、毎日の様に誰かに手紙を出せないので相当キツイのです

 因みに、未決の時みたく、お菓子等の食料品は自由に購入できないので、いくら自分の所持金があっても購入できないのです…

 差し入れも同じくで、そもそも刑務所では差し入れの売店にお菓子なんて全く売ってません。(笑)

 なので、拘置所でバクバクお菓子を食べていた人は、相当キツイのではないでしょうか…

 
 要するに、拘置所にしろ刑務所にしろ、同じ身柄を拘束されている状況とは言え、その処遇にはかなりの差異があるのです

 これを読んで、明らかに受刑者の方が処遇は厳しいのが分かりますよね

 ただ、ボクは思うに刑務所では一点だけ拘置所と違って良い所があります

 それは、刑務所ではテレビが観れる事です

 拘置所では、テレビは一切観れず、ラジオ放送だけなのです…

 お蔭様で、ボクはずっとラジオを聴いていたので、すっかりラジオ好きになってしまい、シャバに出てスマホを購入して真っ先にダウンロードしたアプリは〝ラジコ〟でした。(笑)


 因みに、拘置所でも刑務所でも、管理するのは同じ刑務官です

 拘置所だろうと、刑務所だろうと刑務官に差異はありません。


 さて、東京拘置所は、あくまでも拘置所ですから受刑者は何か作業をして製品を作っている訳ではありません…

 東京拘置所にも、受刑者は居ますが、それは未決の食事を作ったり、未決の食事を配ったり、フロアの掃除をしたりと言う〝雑用係〟としての受刑者であって、何か製品を作っている訳ではありません。

 なのに、本来であれば矯正展をやるはずのない東京拘置所が、昨年から矯正展を始めたので結構話題になったのです…

 だから、東京拘置所自体の歴史は古くても、矯正展は今年で二回目なのです


 と、少し冗長になってしまったので、次回は矯正展の中身を紹介したいと思います