日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

老老介護殺人事件判決

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 こんにちは

 今日から、新しい一週間の始まりですが、今年も残す所僅かとなりましたので頑張って行きましょう


 さて、前回は「片桐健躬」被告人の〝老老介護殺人事件〟について、途中までお話ししました。

 一応、〝宿題〟を出しましたが、皆さんはきちんとやって来ましたか(笑)

 なので、宿題をやっていると言う前提で話を進めます

 この事件は、ホント止むに止まれずにやってしまった、非常に切ない事件ですよね…

 被告人自らも、妻を殺害後投身自殺を計って川に飛び込むと言う、何とも胸が痛い事件でした…。

 ただ、ボクはつくづく痛感しているのですが、ニュース等を観てると、無理心中を計った張本人は、周りは死なせてしまうのに、皮肉にも自分自身は大概死なないんですよね…

 一体、何なんでしょうかね…。(笑)

 片桐被告人も同様で、投身自殺を計った後、きっちりと救助されているんですよね。

 本人としては、果たして救助されたかったのでしょうか…。

 そればかりは、本人にしか分かりませんが


 そして、16時の開廷に先立ち、傍聴希望者が列を作っていた為、裁判所職員が15分位前に人数を数え始め、開廷前に法廷内撮影がある事を告げました

 開廷10分前に、裁判所職員が傍聴人を入廷させ始め、あっという間に傍聴席は満席に。

 ボクは、入廷すると、丁度真ん中ら辺の一番前から二列目に座り、前方を見ると既に裁判長を始め三人の裁判官が座っていました。

 この事件は、裁判員裁判ですが、裁判員はプライバシー保護の為、法廷内撮影の時点では入廷して居ないのです。

 
 早速、ボクは中央に座る安東裁判長の方を見据え、〝ガン〟を飛ばしてやりました(笑)

 一瞬、ボクと目が合いましたが、被告人だった当時と今のボクは大分風貌が違っているので、果たして気付いたのかどうかは分かりません

 ですが、ボクの感覚ではおそらく、自分が有罪判決を下した〝元〟被告人だと言う事は気付いていたと思います

 この時、安東裁判長は果たして一体どんな思いだったのでしょうか…。

 「あれこいつは

 と、思ったのか、あるいは

 「随分、金髪の派手な傍聴人だなぁ。」

 と、単なる一傍聴人だと思ったのでしょうか…

 是非とも、本人にインタビューしてみたいので、裁判所の裏口で張り込みでもしようかしら。(笑)


 そして、法廷内撮影が始まり、終了すると一旦裁判官達は退廷して、少し経つと今度は裁判員も裁判官達に続いて入廷して来ました

 ここで、恒例の〝スタメン〟を発表したいと思います(笑)

 傍聴席から向かって左側は弁護人と被告人席で、弁護人は女性を含む〝3トップ〟

 次に、傍聴席から向かって右側は検察官席で、女性を含む〝3トップ〟に加えて、被害者参加制度で検察官席の直ぐ脇に〝1トップ〟の遺族が居ました。

 続いて、裁判員は〝6トップ〟(合計六人)で、傍聴席から向かって左側から、男、女、女、男、男、男、と言う布陣で、顔ぶれは若い女性から、オジサンまで実に幅広いメンバーでした

 ボクは、この裁判員の〝スタメン〟を観た時、実に無作為に選ばれているのだなと感じました。

 
 そして、いよいよ本日の〝主役〟である、片桐被告人が登場して、ボクはその容姿に大変興味があって〝ガン見〟しましたが、これがまた単なる爺さんなんですよね…。(笑)

 スーツを着ていましたが、頭髪は少し薄くなって白髪頭で、腰は若干曲がっていて、申し訳ないですがボクの中ではヨボヨボの爺さんにしか見えませんでした…。(笑)

 続いて、裁判長が片桐被告人に証言台に来る様に促し、ゆっくりと証言台へと向かう片桐被告人。

 『それでは、被告人に対する殺人被告事件について判決を言い渡します。』

 この時、法廷に居た全員の思いは、執行猶予が付くのかどうかに注視していました。


 そして…。


 『主文。被告人を懲役3年に処する。但し、この刑の確定から5年間はその刑の執行を猶予する。』


 そうです。

 この主文の通り、懲役3年の執行猶予5年の刑だったのです

 主文の言い渡しの後、片桐被告人は深々と頭を下げていました。

 続いて、裁判長は『執行猶予なので、今日で釈放となります。』と、分かり易く説明した後、判決理由を読み上げて行きました

 判決理由自体は、非常に短くて、10分位で朗読が終わりました。

 最後に、裁判長が被告人に説諭と言って、判決文以外で被告人に意見を述べて終了しました

 
 やはり、予想通り執行猶予の判決でした。

 同じ〝殺人〟と言う罪名でも、こうやって執行猶予が付くような事件もあるんですよね…。

 ボクも、判決理由を聴いていて、この事件は執行猶予で良いだろうなと思いました

 だからと言って、殺人を肯定している訳ではありません。(笑)

 ボクは、傍聴歴の中で、初めて殺人事件での執行猶予判決を観ました


 さて、次回はこの日の二番目に傍聴した強盗殺人事件の判決公判についてお話します