千葉刑務所のご飯事情。


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こんにちは



今日は、昨日の暖かさとは違い、レイニーブルーな日ですね…



昨日は、律儀に



ボクは、一切節分イベントはしませんでしたが、去年、一昨年とお世話になった(頼んでないけど)千葉刑務所と小菅ヒルズでは、2月3日には小さいパックに入った節分の豆が支給されました



単なるマメじゃん、と思いながらも、食べてみると意外と美味しくて完食したのを憶えています



さて、昨日はボクが留置されていた、千葉東警察署でのご飯事情についてお話ししましたね



留置場にしては、非常にクオリティーが高いお弁当でしたね


まっ、所詮は留置場レベルでの話なので、〝シャバ〟と比較するのは酷でしょう


今日は、ボクが起訴されて、千葉東警察署から移送された千葉刑務所でのご飯事情についてお話しします



基本的な事ですが、おさらいしますと、逮捕されてから検察が起訴すると、その人間の法的地位は〝被疑者〟から〝被告人〟に確変します


まっ、誰もが望んでない確変ですが…



また、良く〝〇〇容疑者〟と言う言葉を報道等で耳にしますが、これは法律用語ではありません。
あくまでも、視聴者に分かり易く伝える為のマスコミ用語です



ですので、容疑者と言うのは本来は〝被疑者〟の事です



そして、被疑者から被告人へと確変すると、身柄は留置場から拘置所へと移送されます



ボクも、予想外にも被疑者から被告人になってしまった為に、留置場から拘置所へと頼んでもないのに移送されてしまいました…



その移送先が、千葉刑務所だったのです



刑務所と言っても、その中に拘置所があるので、別に受刑者のように作業をする訳ではありません。
これは、明確に管轄に分かれている為、自分の居た警察署によって移送される拘置所が変わって来ます


この点は、我々被告人は、完全な受け身なので〝〇〇拘置所に行きたい〟と、言っても全く聞き入れてもらえません…



で、ボクは平成24年1月10日に起訴されてから、15日後の1月25日に千葉拘置所へと移送されました



具体的な、留置場と拘置所の違いは、別の機会に詳述するとして、今日はご飯に焦点を当ててお話しします。
まず、デフォルトとして、白米から7対3の割合の〝麦飯〟に変わります



この理由は、ボクも良く分かりませんが、全国の拘置所や刑務所ではお正月の三が日を除いては、全て麦飯です


皆さんは、麦飯ってどんなイメージをお持ちですか


ボクの感想から言うと、非常に美味しいのと、食物繊維たっぷりで身体に良いと思います



もし、麦飯を体験したかったら、〝牛タンねぎし〟に行くか、東京地裁の地下にある〝キャラ亭〟と言う食堂で食べれますので、興味ある方は是非ともご賞味下さい



千葉拘置所では、6時50分起床で、洗面等をしてだいたい7時半位に朝食が支給されます


だいたいと言うのは、拘置所の部屋には時計が無いので、正確な時間が分からないのです…


朝食は、日替わりでおしんこだったり、ふりかけが出たり、納豆と海苔が出たりと、二品のおかずが出てそれに味噌汁と言う組み合わせです


この時、食事を配膳するのは、千葉刑務所に務めている受刑者達が配ります



『配食~』と、言う号令が掛かると、受刑者が一部屋一部屋順番に配膳して行きます


ご飯は、プラスチックのどんぶりに入っていて、おかずも同様で、メインのおかずと副菜とで分かれています。
それと、味噌汁が入ったどんぶりがあります。
肝心な味の方ですが、そんなに悪くはないと言った所でしょうか…。
続いて、昼食ですが、時間は11時半位に配膳されます


基本的には、メインのおかず一品に、副菜が二品に麦飯と言う組み合わせなのですが、平均すると週二回位〝麺類〟が出ます


詰まり、ラーメンやうどん、ソバやパスタ等です




無類の〝ジロリアン〟のボクとしては、留置場では一切麺類が出なかったので、非常に嬉しかったのですが、いかんせん味が微妙でした…




特に、ラーメンに関しては、どうやればここまで糞マズイ物を作れるのか訊きたかった位酷かった…


麺は伸び切っているは、スープも麺が吸っちゃって少ないはで、かなり酷かったです



ソバやうどんに関しても、ラーメンとほぼ同様だったので、最初の方は食べてましたが最後の方は一切食べませんでした



その中でも、パスタはレベルの低い争いの中、奮闘していたと思います。(笑)
拘置所レベルの中では、そこそこ美味しかったですが、所詮は学校の給食レベルと言った所でしょうか。
また、麺類の時は、量がメチャメチャ多いので麦飯が少なくなっているのです



一応、カロリー計算をしているからですね。
昼食が終わって、少し経つと千葉刑務所では〝ウウ~〟と、サイレンが鳴って12時である事を教えてくれます



今時、12時にサイレンが聞こえるなんて、かなり珍しいですよね



そして、夕食ですが、配膳の時間は何と16時です



午後4時ですよ



4時なんて言ったら、ドラマの再放送を見ている時間じゃないですか…。(笑)
しかし、拘置所ではこの時間が夕食なんですよね…。
夕食も、昼食と同様で基本的には、メインのおかず一品に副菜が二品ですね


メインのおかずは、肉料理だったり魚だったりと、日替わりで違いますが、はっきり言ってたいして美味しくなかったです



全ての料理は、留置場と違って温かいのですが、いかんせんそれに見合う味が断然追い付いていない…



まっ、こんな所で味のクオリティーを追及すること自体が、そもそも間違いなんですよね。(笑)
毎食時、ある程度の時間が経つと、『空下げ~(からさげ)』と、言う号令が掛かり、受刑者が一部屋一部屋を回ってどんぶり回収して行きます。
で、ボクの大好きなパンですが、ここでは月に六回夕食時にパンが出て、何の味も付いていないコッペパンにジャム等の塗り物二品と、おかず二品と、紙パックのジュースが出てました



又、二回に一回の割合で、コッペパンがブドウ入りのコッペパンになっていました



この時、月二回位ボクの大好物の〝甘シャリ〟(茹で小豆)が出て、これは非常に美味しかった



それと、日曜日の夕食は、カレーやらハヤシライス等の、ご飯に直接掛けれるようなおかずが出ていたのが印象に残っています



これは、日曜日で〝炊場(すいじょう)〟の人出が少ないからと思われます。
本来、日曜日は作業がお休みですからね



それから、祭日には必ずお菓子が一品支給されました



これは、国の機関である刑務所や拘置所ならではで、きちんと国民の休日をお祝いしている一環でしょう


ボクとしては、この〝サービス〟は嬉しかったですね


以上が、千葉刑務所でのご飯事情でしたが、総括すると下記の通りです


味…3点
量…7点
献立…4点
麺類…1点
パン…6点
甘シャリ…15点(笑)
(10点満点中)
味はともかくとして、量が多かった印象があります



量で誤魔化されていたのかも…。(笑)
まっ、二度と頼まれても食べたくないですね



さて、明日は小菅ヒルズのご飯事情をお話しします




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