日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

上告とは…。

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 おはようございます

 今日から、新しい一週間ですね

 大分、暖かくなって来ましたが、花粉症には気を付けましょう


 先週は、ボクが逆転無罪判決を受けても、そこから14日間は〝シャバ〟に居ても、身分は被告人のままだと言う話をしましたね

 ですから、自由の身にはなりましたが、この14日間は〝本当の意味での自由〟ではなかったのです

 何故なら、仮に検察が上告すれば、まだ裁判は続き、可能性は低いとは言え判決が覆るかもしれないからです…

 なので、この14日間は気が抜けませんでした…


 さて、今日は当初の予定を変更して、上告とは何ぞやと言うお話をしたいと思います


 ボクは、逆転無罪になり、一年七ヶ月振りに手に入れた当たり前の自由に大変感激していました

 そう、逆転無罪判決後から約一週間は、寝ても直ぐに目が覚めてしまい殆ど寝ていなかったですね

 これは、恐らく天然の脳内アドレナリンが放出されて、常に興奮状態だったからだと思います


 そんな中、逆転無罪判決の次の日に免許の更新に行って、その帰りにドコモショップでスマホを契約しました

 こうやって、自由を満喫しながらも、ボクの胸臆には一抹の不安がよぎっていました…


 その一抹の不安とは…


 〝検察は上告してくるのかどうか〟


 と、言うものでした…

 これは、前述の通りで、逆転無罪になっても14日間は無罪が確定しませんから、もし検察が上告すればボクは自由の身でありながらも、被告人のままで社会生活を送らないといけない訳です

 そうなると、〝本当の意味〟での自由を手に入れたとは言えません

 だって、上告されて被告人のままだと、万が一は判決が覆り、また拘置所へと逆戻りになってしまうからです

 そんな一抹の不安を抱えながら、社会生活を送ってもちっとも楽しくないでしょう

 
 ただ、仮に検察が上告しても、判決が覆る可能性は低いですが、上告されている以上少ないパーセンテージでもその不安が残っているのは事実ですから、非常に不健康ですよね


 では、ここで何度も出て来る〝上告〟の意味について解説します

 
 上告とは、控訴審の判決に対し、憲法解釈、判例違反の誤りなどを理由に、その変更を求めるための上訴です。


 要するに、控訴審の判決に対しての不服申し立てですね

 ですから、控訴審の判決に納得が行かなければ、控訴審判決から14日間以内に上告の申し立てをすればいいのです。

 ところが、この上告審にはかなりの制限が掛けられていて、上告出来る理由と言うのが明確に示されており、その理由に該当しない時は簡単に〝上告棄却〟されます


 その理由と言うのが、

 ① 憲法違反
 ② 判例違反

 の、二点です


 ①の憲法違反とは、その名の通り、判決が憲法に違反していないかどうかです。

 ②の判例違反とは、過去の最高裁判例に、当該判決(自分の事件の判決)が違反していないかどうかです。

 判例と言うのは、基本的に裁判所は最高裁を頂点に、高等裁判所→地方裁判所→簡易裁判所とピラミッド式になっていて、トップである最高裁が過去に出した判決のことを言います

 詰まり、似たようなケースの場合、過去の最高裁判例と同じ判断をしないといけないという事です。

 
 後、一応刑事訴訟法上には、〝判決に影響を及ぼす重大な事実誤認〟がある時となっていますが、現実問題この項目は殆どがシカッテイングです…

 ですから、上記の二点の理由を根拠に上告しないといけないのです


 でもですよ、普通に考えて、憲法違反や判例違反なんてそうそうあると思いますか

 まず、殆どないですよね…。

 なので、上告する際は、無理矢理上記二点の理由をこじつけるか、殆どがシカッティングの〝判決に影響を及ぼす重大な事実誤認〟を理由に上告するのです
 
 
 さっき、〝上告するのには理由が制限されている〟と言いましたが、あくまでもその理由があるかどうかを判断するのは最高裁なので、上告自体は簡単に出来ます

 拘置所に勾留されている被告人から、拘置所の職員に「上告します」と言えばいいだけですから

 が、その理由が無い時は、簡単に〝上告棄却〟されます


 実は、この〝上告棄却〟にも種類があるのです


 それは、上告棄却の〝決定〟〝判決〟です

 
 同じようなものじゃないか、と思うでしょうが厳密には違うんですね

 〝決定〟は、上告の理由がなく審理もされていない場合、〝判決〟は一応最高裁で審理した結果の場合にされるので、上告してもその殆どが上告棄却の〝決定〟が殆どです

 
 一応、下記のリンクを貼っておくので参考にして下さい

 
 『上告とは』



 要するに、上告と言うのはしても殆どが望み薄だという事です…
 
 例えるのなら、砂漠で落ちたコンタクトレンズを探し出すようなものです…

 ニュース等で、〝上告した〟とか耳にする機会はありますが、その殆どが棄却なのが現状です

 ですから、最高裁に希望を持つのは全くのナンセンスです…

 だって、最高裁が判決をしたり、差し戻しにした場合はニュースになる位じゃないですか。

 その位、最高裁が何らかの判断をすること自体、極めて稀有である証拠です


 以上、今日は上告についてお話ししました

 単純に、上告しても殆どが棄却と覚えてくれればいいです


 明日は、検察は上告したのかどうかをお話しします