日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

二人の弁護士の見解を聞いて。

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 こんにちは

 今日は、少し寒いですがとってもいい天気ですね

 今週最後の金曜日、飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう


 昨日は、二人目の〝ヤメ検〟弁護士の中村先生とのお話でしたね

 ホント、中村先生の対応は非常にサバサバしていて、悪く言うと横柄なんですが、でも言っている事は非常に正鵠を得ていて、聞いていて気持ちが良いんですよね

 まるっきり、氏家弁護士と見解が違っていた為、逆にハッキリ意見が別れたので、ボクとしてはどちらを採用するかは決め易かったです


 さて、今日は生まれて初めて弁護士事務所に〝セカンドオピニオン〟をしに行って、ボクが感じた事をお話しします


 まずは、二人の見解を改めて振り返りましょう。


 〈氏家弁護士の意見〉


 ・ 補償額は、裁判所の裁量によって決められ、最高でも一日12500円。

 ・ 請求額は、書かなくてもよい。

 ・ 精神的苦痛(慰謝料)、でっち上げだと言う事を証明する。
 
 ・ 誤認逮捕の原因を、詳細に書く。

 ・ 無罪までの経緯を書く。

 ・ いつ逮捕されて、いつ釈放になったのか詳細な時系列を書く。

 ・ 接見禁止中の精神的苦痛を書く。

 ・ 詳細に書くことは義務ではないが、あると良い。

 ・ 当時、毎月いくら稼いでいたのかを証明すること(給料明細等)。

 ・ 自営業なら、帳簿や貸借対照表や損益計算書を提出。

 ・ 〝赤本〟で給料の平均値を参考にする。


 
 〈中村弁護士の意見〉


 ・ 請求額を、明確に書く。

 ・ 逮捕当時の収入は一切関係ない。

 ・ 逮捕当時の職業も一切関係ない。

 ・ よって、逮捕当時の収入を疎明する必要は全くない。

 ・ 重要なのは、どの位の期間勾留されていたのか。

 ・ 刑事補償とは、あくまでも勾留されていたことに対する補償。

 ・ 一日の補償上限の12500円は出る。

 ・ 刑事補償請求と、裁判費用補償請求の二本立てで請求する。

 ・ 自分で書いてみて、分からなければ直接裁判所に行って聞いてみる。

 ・ 請求してから、二、三ヶ月で下りる。

 
 
 と、言うそれぞれの意見でしたね

 こんなにも、見事に意見が別れているので、どちらかを採用すればいいので逆に簡単ですよね


 ボクは、こういう形で弁護士に意見を求めたのは初体験だったので、ホントいい経験になりました

 〝えっ裁判中は弁護士と話したでしょう〟と、思いますよね

 確かにそうなんですが、ボクが言いたいのは、自分で電話やネットで弁護士を探して事務所に足を運ぶと言う行為です

 被疑者、被告人の時は、勿論嫌でも弁護士とはお話ししますが、今回の様に自分でネットを使って弁護士は探せません…

 何故なら、携帯電話は持ち込めないからです

 逆に、携帯電話を持ち込めたら、それだけでかなり自由でしょう(笑)

 
 では、パクられたらどうやって弁護士を探すのかと言うと、元々の知り合いの弁護士に〝シャバ〟に居る人に連絡してもらうか、当番弁護士を呼んでもらうか、国選弁護人を頼むか、のどれかになります

 因みに、当番弁護士とは、刑事事件で逮捕された場合、被疑者本人や家族などが要請すると、1回に限り無料で弁護士会から弁護士が派遣されるシステムです。

 被疑者の言い分を聞くとともに、刑事事件の手続きや供述調書、黙秘権などについて説明する弁護士です。

 
 また、留置場や拘置所には弁護士名簿が置かれているので、その名簿を見て弁護士を呼んでもらう事は出来ます

 が、弁護士名簿に記載されている内容は、弁護士の名前、住所、電話番号、登録番号のみなので、これで一体どうやって呼べと言うのか

 この情報だけで、刑事事件に強いとか、刑事事件は扱っていないとか、一切分からないのに無闇に呼べませんよね

 詰まり、身柄を拘束されていたら、弁護士のセカンドオピニオンなんてとてもじゃないが出来ないって事です

 しかも、身柄を拘束されている以上、こっちからは弁護士事務所に行けないので、弁護士に来てもらうしかありません

 ってことは、その弁護士が〝行きません〟と、言われたらそれでおしまいなのです…


 ちょっと、話が逸れましたが、要するに、今回ボクがこうして弁護士のセカンドオピニオンを出来るのは、自由の身だからこそ出来るのです


 ここでの〝自由の身〟とは、自由の有り難さを言いたいのではなく(勿論それも重要だけど)、自分が自由に動けないとセカンドオピニオンなんて、とてもじゃないけど出来ないよという意味です
 
 
 逆に、パクられたらまともに弁護士も選べないのです
 
 法律上は、弁護士を付ける権利があるとか言ってますが、その実態は自分の選任したい弁護士を選べないのです

 その理由は、前述の通りで、携帯で検索は出来ないし、勾留されている以上こっちから弁護士事務所に足を運べないからです

 ですから、留置場や拘置所に足を運んでくれた弁護士を選任するしかないのです…

 その弁護士が、使えようが使えまいが…

 し、か、も、国選弁護人は基本的には解任できないので、自分と考えや意見が合わなくてもやってもらうしかないのです

 これは、非常に被告人にとっては極めて不利ですよね


 しかし、今回のボクのケースでは、気に入らなかったら〝はい、解任〟と、直ぐに首を切れます

 尤も、弁護士を使うつもりは毛頭ありませんでしたが。(笑)



 今回、氏家弁護士と中村弁護士の意見を聞いて、改めて感じたのが、ホント一人だけの意見を信じてはダメだな、と言う事実です

 換言すれば、何かを訊く際は二人以上の意見を聞かないとダメだ、と言う事です
 
 特に、弁護士が絡むような事案は、必ず金銭が絡みますからね…

 
 ボクの、刑事補償請求や裁判費用補償請求は、公開の法廷で審理する訳ではないので、提出した書面が全てを左右しますから、どんな内容を記載すればいいのかは非常に重要な訳です

 ですから、その書面作成に当たり、いかにこちらの請求額を全面的に認めてもらうかの弁護士の意見は、極めて重要な訳です。

 その意見が、全然的外れでは、貰えるものも貰えないでしょう…

 ホント、氏家弁護士の意見を参考にしていたら、不要な書類を集めるだけで徒労に終わっていました

 勿論、氏家弁護士も悪意があってボクにアドバイスした訳ではなく、氏家弁護士はそのやり方が正しいと思ってやったんですから、何の問題もありません

 ただ、ボクはその意見は採用しないと言うだけです


 また、今回のボクの求めていた〝症例〟と言うのが、余りにも少なかったのもあります

 何故なら、無罪判決なんて滅多に出ないからです

 従って、刑事補償請求や裁判費用補償請求を経験した事のある弁護士自体がまず居ないのです

 医者で例えるなら、刑事補償請求と言う〝オペ〟を執刀した経験のある医者が余りにも少ない様なものです

 ですから、そう簡単にこの〝オペ〟を経験した事のある先生が見付からないのです

 単純に、〝刑事事件の弁護をして下さい〟と、言うのとはレベルではなく〝ラベル〟が違うので(笑)


 皆さんも、ボクも、今後弁護士だけではなく、何か迷ったり疑問に思った事があった際は、その事について知っている二人以上の意見を聞くべきだと思います

 その事を勉強できただけでも、今回の経験は非常に貴重なものとなりました


 さて、来週はボクが実際に書面を作成し始めたお話をします

 
 良い週末を