裁判費用補償が確定してみて…。


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おはようございます




今日も、いい天気ですね



今週最後の金曜日、くれぐれも飲む前にはウコンを飲みましょう



昨日は、刑事補償請求が確定してみての、ボクの感慨をお話ししました



582日の勾留に対して、701万円は相当なのかどうかでしたが、ボクは高いとも安いとも感じませんでした



簡単に言うと、両方の思いがあると言うことです



701万円も良く出たな~、と思う一方で、582日が701万か~、と言う思いもあります…



やはり、失った時間に対して金銭的に幾らが相当なのかは計れないと言うことでしょう


まっ、これだけは言えるのが、請求棄却でなくて良かったなってことですかね



さて、今日は一方の裁判費用補償請求が確定したことについてお話しします



ご存知のとおり、ボクは一審時に私選弁護人を選任し、90万円の弁護料を支払いました



訴訟費用は、有罪になると被告人負担になることが多いのですが、ボクは無罪になったので支払う必要がありません



そりゃそうですよね



何で、裁判に勝った(無罪)者が、支払わなきゃならないんですかね



ここで言う、裁判費用とは、ボクが弁護士に支払った90万円のことを指します



本来なら、ボクは裁判を受ける必要は無かったのですから、この90万円は支払う必要のないお金です



それを全額還しなさい、と言うのが裁判費用補償請求でした



ところが、蓋を開けてみると、な、な、な、な、な、な、な、なんと90万円の請求に対し、257360円しか補償されませんでした




約、65万円のマイナスです



そこでボクは、この決定に対して、異議申し立てをしました




すると、何と異議申し立てをしてから一日で棄却の決定が下されたのです



全く、これまでの決定が出るのに三ヶ月も掛かっていたのに、棄却の場合は一日で結果が出るんですから、ホント皮肉なものですね…




この棄却決定に対して、ボクは最後の砦である〝特別抗告〟をしようと思いましたが、色々と考えた結果、特別抗告は断念せざるを得ませんでした…



ホント、ブログでも公開しましたが、棄却決定の内容を見ると、もうぐうの音も出ないんですよね




〝法律で定められていて、過去もそうして来た〟って言われちゃうと、ボクとしてはそれを崩す論法が見付かりませんでした



勿論、無理矢理あれこれこじつけて主張することは出来ますが、特別抗告の条件である〝憲法違反〟と〝判例違反〟に該当していないので、見事に棄却される結果となるのは、火を見るより明らかです




だから、止めました



格好よく言えば、〝勇気ある撤退〟でしょうか


従って、前記の補償額が確定したことになるのですが、当然ながら、この決定に対しては憤懣やる方ないですね



単純に、何で裁判を受ける必要のなかった人間が、65万円も損をしなきゃいけないんでしょうか。
そりゃあ、ボクも何らかの形で犯行に関わっていて、裁判をした結果、内田の行為は罪には当たらないから無罪、と言うのとは訳が違います



詰まり、法律解釈の結果無罪ではなく、この人は犯人ではありません、と言う〝完全無罪〟なのです



なのに、何でその裁判に掛かった弁護士費用が全額補償されないのでしょうか。
ボクは、これだけの迷惑を被ったんだから、幾ら幾ら色を付けて補償しろ、何て言っていたのではなく、掛かった弁護士費用だけ還してね、って言っているに過ぎません



なのに、この体たらくですからね


確かに、法律上は国選弁護人の報酬額を算定基準にするとなっているみたいですが、これは絶対に変えた方がいい



何故なら、無罪を勝ち取るのに国選弁護人じゃ話にならないからです



ボクの控訴審では、弁護士は国選でしたが、これはあくまでもお飾りで、殆どの反証をボクがしたからこそ小さな隙間から大きな風穴が開いたのです




傲慢かも知れませんが、今回逆転無罪になったのは、弁護士のお蔭ではなく、ボク自身の執念の賜物です



これは、ボクの裁判の経過を知っている人なら、良く分かると思います



(※ボクの事件の概要や、裁判の内容は別の機会にお話ししますね


なので、必然的に刑事裁判で無罪を勝ち取りたいのなら、私選弁護人を選任して、色々動いてもらわないと、かなり厳しいです



それでも、無罪になる確率は、0.01%なのです


このブログのタイトルにあるとおり、有罪率が99.9%の刑事裁判ですから、1000件に一件の確率です…



ただ、この数字はあくまでも一審時の話なので、控訴審で言えばもっともっと確率は低いでしょう


詰まり、控訴審での有罪率は99.9999%位じゃないでしょうか



その殆どが、控訴棄却なのですから…。
ホント、純金度かって話です



だって、一度は〝クロ〟になったものが〝シロ〟になるんですから、それはそれはなかなかないでしょう



そう考えると、控訴審での逆転無罪は極めて奇跡なんですから、その一連の裁判費用は全額補償されて然るべきでしょう



そう思いませんか


なのに、たったの25万円で、国選弁護人の報酬基準を参考にするって…



ホント、開いた口が塞がらないとはこのことですね



ボクの感覚では、全額還ってくると思っていたので、かなりビックリさせられました




〝こんなにも安いのか…〟と。
これでは、完璧な〝やられ損〟ですよね




とはいえ、あ~だこ~だ言っても、裁判所がこうだと言ったらそれに従うしかありませんからね…




到底納得はしてませんが



ホント、このマイナス分は、小原優作と後藤隼に損害賠償請求でもして払ってもらおうかな




きっちり〝色〟付けて



仮に、この民事裁判で負けても、奴らにとっては完璧な嫌がらせになるからな



と、まあ様々な思いがありますが、つくづく期待を裏切られた形となりました




でも、こればかりは仕方無いですからね…



ってか、仕方ないと思うしかない、と言った方が正しいでしょうか…。
今日現在、裁判費用のお金も振り込まれていませんが、振り込まれたらお報せしたいと思います



さて、これにてこのカテゴリの話は一旦終わり、ではないんですね



実は、もう一つの救済措置があったのです



その措置とは…。
続きはまた来週


それでは、良い週末を



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