晴天の霹靂。


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おはようございます



今日も、どんよりな雨で嫌ですね…


ですが、今週最後の金曜日、張り切って頑張りましょう



昨日は、新しいカテゴリの経緯をお話ししましたね


全く、人生とは不思議なもので、何処でどんな出会いがあるか分かりませんよね



だからこそ、楽しいですよね


推理小説じゃないですが、犯人が誰だろうとワクワクし、予想外の展開に本を持つ手が震えるんですから、始めから犯人が分かっていたらちっとも面白くないですからね




それと同じで、このひょんな出会いが初めから分かっていたら、面白くもなんともないですよね


いい意味でも悪い意味でも、〝一寸先は闇〟だからこそ面白いですよね



さて、今日からは、例の彼女から聞いた、普段滅多に目にする耳にする機会のない、女子刑務所の実態についてお話ししていきますが、まずは今回の主役である彼女の自己紹介から



名前…Xさん
性別…女性
年齢…37歳(ボクと同じ歳)
出身…S玉県(伏せてる意味ないwww)
職業…フリーター
身長…167cm
体重…40キロ代かな


勿論、彼女のプライバシー保護の為、個人が特定されるような情報は書けない事はお許しください




ボクが、彼女と会った時の印象は、ワンピースを着ていて、顔が小さくて可愛らしく、スレンダーで脚が細く、髪の色も結構明るめで、所謂〝いい女〟って感じでした



雰囲気的に、〝キャバ嬢〟っぽい感じでした

正に、ボクが好きなタイプでした



良く、事件が起きて、犯人が逮捕されると、リポーターが近所の人にインタビューをしますよね

その時決まって、『そんなことするようには見えなかった…。』みたいなことを言いますよね

それと同じで、ボクも〝まさかこの人が






正に、以前お話した『三つの坂』の中の〝まさか〟と言う感じでしたね


でも、人間ってそういう先入観を持つと、今度はその人が〝シャブやってそう…〟って、見えて来ちゃうから不思議ですよね



彼女は、これまで二回の逮捕歴があり、二回とも覚醒剤の事件で逮捕されたそうです



まずは、一度目の逮捕から…。(内→ボク、X→彼女)
内 『最初は、いつパクられたの

X 『えっとね、確か2007年か2008年だったかなぁ~。』
と、ちょっと記憶がオボロゲみたいです…


内 『なるほど。どうやってパクられたの


X 『渋谷で職質されたんだよ。』
内 『その時、誰と居たの

X 『一人だよ。』
内 『昼間

X 『ううん。夜だよ。』
との事でした


何故、これを訊いたのかと言うと、ボクは逮捕されるきっかけに大変興味があるからです



だって、罪を犯す人は、当然ながら悪い事をしていると言う認識があるわけですから、バレないようにしようとするにも拘わらず、捜査機関に逮捕されてしまうんですから、一体その端緒は何だったのかな、と思うのです



要するに、何故バレたのかってことです



その理由が、ボクは色々な裁判を観ていても、一番興味があるところなんですよね



なので、彼女にも訊いたところ、良くある職務質問だったそうです



所謂、内偵捜査の結果、逮捕されたわけではなかったそうです



内 『職質って、パトカーに乗ってる奴に

X 『そうそう。』
内 『何て、声を掛けられたの

X 『何か、すいませんちょっと荷物を見させてもらっていいですか、とか言って。』
内 『その時、何も抵抗せずに応じたの

X 『いや、止めて下さい、って抵抗したよ。(笑)』
内 『そしたら向こうは

X 『いや、バックを見せて下さいってしつこかった…。』
内 『で、仕方なく見せたの

X 『そう。』
この時、彼女は一応の抵抗を試みますが、そこは百戦錬磨の、しかも職務質問を専門とする警察官なので、簡単に〝あ~そうですか〟と、引き下がるわけがありません



また、彼女は声を掛けられた時に、ちょっとキョドってしまったそうなのです


ですから、その一瞬の挙動を警察官は見逃さなかったからこそ、尚更彼女に対する疑念は深まったのでしょう



職務質問をする警察官と言うのは、その対象者に対して何らかの疑念を抱いて声を掛けるので、その一挙手一投足を穴が開くくらい見ています



なので、ほんのささやかな機微をも見逃さないのです


彼女曰く、この時の警察官は相当しつこかったそうです


内 『この時〝シャブ〟は持ってたんでしょ

X 『うん。』
内 『じゃあ、声を掛けられた時に〝ヤバッ〟って思わなかったの

X 『思ったよ。』
内 『この時、警察官にバックを渡して見せたの

X 『そう。』
内 『じゃあ、自分でバッグを広げて見せたわけじゃないんだ

X 『そうそう。』
内 『どんなバックだったの

X 『シャネルの皮のバッグ』
内 『そこに、どうやってシャブを入れていたの


X 『いや、あからさまにパケに入れて…。』
どうやら、この時の彼女は、シャブを隠して持っていたわけではなく、パケに入れてそのままシャネルのバッグに入れていたそうです



全く、シャネルのバッグも、まさかこんな使い方をされるとは不本意でしょう…



内 『当然、シャブが見付かるよね

X 『そう。』
内 『警察官が、なんだこれは、みたいな


X 『覚醒剤ですって言って…。』
内 『あっ、素直に認めたんだ

X 『そう。私、素直だから嘘つけないからさ(テヘペロ)。』
内 『なるほど。じゃあ、その後は私服の刑事呼ばれて覚醒剤の検査

X 『そう。』
彼女は、当然ながら〝物〟が出て来た以上、認めざるを得ませんから、素直に覚醒剤だと言うことを認めたそうです



まっ、仮にここで〝私のじゃない〟なんて、無駄な抵抗をしても、正に無駄ですからね…。
その後の展開は、よくテレビで拝見する流れとなりました


九分九厘覚醒剤だと分かっていても、検査キッドで覚醒剤かどうかを一応調べて、そこで覚醒剤反応が出てから始めて現行犯逮捕に移るのです



内 『で、当然覚醒剤の反応が出て

X 『そう。』
内 『その場で現行犯逮捕

X 『そう。その場で手錠を掛けられてさ…。』
内 『しかも、渋谷だから人に結構見られてたんじゃない

X 『いや、人は全然居なかったよ。』
内 『でもさ、一本違う道を歩いていればこんな事にはならなかったよね

X 『ホントだよ~、超~運が悪いよ…。』
幸い、夜の渋谷と言う一番の盛り上がりの時間帯に、職務質問をされた場所が人気が少ない場所だったみたいで、見世物にならずに済んだようです



そりゃそうです。
道玄坂のような、人通りが多い場所で、見るからに派手な女が警察官と対峙して、仕舞には手錠を掛けられてパトカーに乗せられるなんて言ったら、間違いなく動画を取られてユーチューブにアップされるでしょう



ホント、運命のイタズラか、一本違う道を歩いていれば、職務質問に遭遇しなかっただろうに、こういう時って何故かタイミングと言う歯車が、何の因果かガッチリ噛み合ってしまうんですよね



そして、彼女はこの日自宅を出る時に、この夜自分がパトカーに乗せられるなんて夢にも思わなかった、正に〝晴天の霹靂〟を、手首に当たる冷たい金属の重みを感じながら、渋谷警察署に連行されることとなりました…。
この続きは、また来週お話しします



良い週末を




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