日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

強制わいせつ逆転無罪。



 おはようございます

 今日は、暖かいですが風が強いですね

 特に、今年は風が強い日が多い気がするのですが、気のせいでしょうかね


 昨日は、美濃加茂市長の無罪判決について掘り下げてみました

 通常なら、渡してもいないお金を渡したと供述するなんて、有り得ない話ですが、中林受刑者には特異な事情がありました

 その事情から、何とかメインの巨額融資詐欺事件を軽くしてもらう代わりに、贈収賄事件をでっち上げたのでした

 ホント、昨日の社説にも書いてありましたが、巻き込まれた方はたまったモノではありません

 何度も言ってますが、日本の刑事裁判は、〝無実であっても、無罪になるとは限らない〟のが現状なのです

 ですから、市長の無実を証明するのは、それはそれは血の滲むような努力、労力が必要なのです

 同じ無罪でも、ボクなんかとは立場もあるし、相当難儀だったでしょう

 でも、ホントに良かったです


 と、長くなりましたが、今日も、最近あった無罪判決についてお話します

 
 約一か月前の2月13日、下記のニュースが飛び込んできました


 強制わいせつ事件で逆転無罪=裁判員判決を破棄―大阪高裁


 京都市のバーで店員女性にわいせつな行為をしてけがをさせたとして、強制わいせつ致傷罪に問われ、一審京都地裁の裁判員裁判で懲役2年(求刑懲役4年)とされた会社員の男性(42)の控訴審判決が13日、大阪高裁であり、笹野明義裁判長は一審判決を破棄し、無罪を言い渡した。

 判決は、バーのカウンターから検出された男性の掌紋の位置が、女性の証言と一致しないと指摘。
 
 「被害証言には変遷があり、負傷状況と証言との整合性が高いとは言えない」と述べ、信用できないと判断した。

 一審判決は、女性の証言のうち、少なくとも男性からわいせつな行為を受けたと一貫して述べた部分は信用できると判断していた。
 
 男性は2013年6月、京都市下京区のバーで、閉店後に退店を求められたのに憤慨して、店員女性を押し倒してわいせつな行為をし、右足に約1週間のけがをさせたとして起訴されていた。

 榊原一夫・大阪高検次席検事の話 判決内容を十分に精査した上で適切に対処したい。



 と、言う事件でした

 見事な逆転無罪判決でした


 これは、先日も話題になりましたが、一審の裁判員裁判の判決が、覆されたケースと同じです

 この場合は、有罪から無罪へと、被告人にとっては地獄から天国へと舞い戻りました

 今回は、一審判決が全面的に否定され、判決がまるっきり逆になりました

 以前お話したケースは、一審判決が死刑だったのが、控訴審で無期懲役になったモノでした

 ですから、量刑部分は覆されましたが、有罪そのものは変わっていません

 しかし、今回は一審で懲役2年の有罪判決が、控訴審では逆転無罪になり、これは非常に珍しいケースですね


 確かに、結果はボクと同じ逆転無罪ですが、逆転の元となる一審判決は、ボクは裁判員裁判ではなかったですからね

 三人の職業裁判官、すなわち合議の裁判でした

 因みに、事件の重さで言ったら、下記の図式が成り立ちます


 単独→合議→裁判員裁判


 刑事裁判の殆どが、単独の裁判官によって一審は審理されます

 窃盗や住居侵入、覚せい剤や痴漢事件とかですね

 その理由は、前述の事件が圧倒的に多いからです

 次に、三人の裁判官による合議体で審理されます

 現在だと、贈収賄事件や偽造事件とか、特殊詐欺事件が合議体の裁判で審理されます

 そして、強盗や放火、強姦や殺人等の重い事件を審理するのが裁判員裁判です

 裁判員裁判が始まる前は、これらの事件は合議体の裁判だったのです

 しかし、裁判員裁判が始まってからは、重大事件の殆どが裁判員裁判なので、単なる合議体の裁判は少なくなっていると思います


 と、話が逸れましたが、とにかく今回の判決の凄い所は、一審の裁判員裁判の有罪判決を破棄して、逆転無罪を言い渡したことですね

 これは、ホントに珍しいですよ


 しかも、その後に下記のニュースがありました


 強制わいせつ致傷、男性の逆転無罪確定 大阪高検が上告断念

 
 京都市のバーで女性に暴行したとして、強制わいせつ致傷罪に問われた男性被告(42)に逆転無罪を言い渡した大阪高裁判決について、大阪高検は期限までに上告せず、男性の無罪が2日までに確定した。

 男性は2013年6月、京都市下京区のバーで店の女性に退店を求められたことに立腹、両肩をつかみ床に押し倒すなどしてわいせつな行為をし、約1週間のけがを負わせたとして起訴された。

 昨年7月の一審京都地裁は懲役2年(求刑懲役4年)としたが、控訴審で女性の証言を裏付ける検察側の証拠の一つに誤りが判明。

 女性の証言自体にも変遷があることなどから、高裁は「被害証言を全面的に信用することはできない」と判断した。



 と、いう事で、見事逆転無罪判決が確定しました

 ボクの時は、検察上告断念の報道はなかったですね(笑)

 でも、ホントに良かったですね

 もし、この被告人が控訴しなければ、今頃はムショ暮らしをしていたと考えると、非常に恐ろしいですよね


 また、被害女性の供述に依拠してしまうのは、ホントにどうかと思います

 最初の取り調べの段階で、警察は被害者の供述に不自然さを覚えなかったのでしょうか

 被害者と言っても、もう少しホントのことを言っているのか、慎重に吟味する必要があると思います

 これは、永遠の課題だと思います


 さて、明日は、最近あった再審無罪の話をする予定です

 

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