日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

行って良かった!!!



 こんにちは

 今日は、天気がイイですが風が強いですね

 特に、今年はやたらと風が強い日が多い気がするのですが


 昨日は、最近追い掛けている、殺人放火事件の続きをお話しました

 またしても、ボクの予想は外れてしまい、論告求刑を見逃してしまいました

 なので、判決こそは観に行こうと決め、これから行って来ますと言う内容でした


 さて、今日は、昨日の判決の模様をお話します

 恐らく、殆どの方が、昨日のニュースで結果を知っていると思いますが、生でその瞬間を傍聴したドキュメントをご覧下さい


 ボクは、ブログを書いてから、軽い昼食を食べてから電車でさいたま地裁へと向かいました

 車でも良かったのですが、裁判所の側を通る国道17号は、結構混むので万が一開廷時間に間に合わなかったら元も子も無いので、確実性を求めて電車にしました

 因みに、この日の開廷時間は15時でした

 さいたま地裁は、埼玉県庁の側にあり、電車だとJR京浜東北線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ラインの浦和駅が一番近い駅になります

 浦和駅西口を降りて、真っ直ぐ進むとS字にカーブしており、そこを抜けると両脇に無機質な建物が鎮座しています

 その左奥の建物がさいたま地裁で、手前がさいたま地検です

 昨日、初めて浦和駅から歩いてみましたが、約10分ちょいで到着しましたが、それはボクの歩くペースが早かったせいもあるので、普通に歩いたら約15分位でしょうか

 浦和駅に到着したのが、14時30分で、そこから脇目も振らずに裁判所に向かって歩き、到着したのが14時40分を少し過ぎた辺りでした

 
 ボクは、そのまま301号法廷の前に行くと、パラパラと人が居ました

 法廷の入口に、裁判所職員が立っており、法廷に入ろうとすると、『只今、法廷内撮影をしているので少々お待ち下さい。』と、言われそのまま入口の側で待つことに

 どうやら、さいたま地裁は、傍聴人を入れてから法廷内撮影をするのではなく、傍聴人を入れる前に撮影をするようです

 東京地裁は、傍聴人を入れてから、2分間法廷内撮影をしますが、さいたま地裁は逆でしたね

 これは、裁判所によってバラバラなのか、今年からそうなったのかは分かりませんが、とにかく今までのパターンと違いました


 15時が近くなるにつれ、だんだんと人が集まって来ました

 そして、職員から『それではお入り下さい。』と、案内があり、一気に法廷へと人がなだれ込みます

 301号法廷は、4人掛けの席が前から6列あり、それが3ブロックあるので、傍聴席は72席あります

 その中で、報道記者席が18席あるので、一般傍聴席は54席という事になります

 バタバタと人が入ると、報道記者席も8割方埋まり、一般傍聴席も殆ど埋まっていました

 しかし、満席ではありませんでした


 14時55分に、山野選手が入場して来ました

 黒のジャケットに白のYシャツで、ベージュのチノパンと言う、以前も見たファッションでした

 弁護人、検察官はいつもと変わらずのスタメンで、被害者遺族も検察官席の後ろに座っていました


 山野選手は、被告人席に座り、じっと前を見つめていました

 この時、彼は一体何を思っていたのでしょうか

 でも、この時の何とも言えぬ緊張感は、ボクは非常に良く分かります

 だって、その数分後には、自分の運命が告げられるんですから、それはそれは究極の緊張感です

 ボクも、控訴審判決の時、裁判長を待つ少々のあの間は、ホントに寿命が縮まるかと思いました
 
 生きていると、様々な緊張感を味わう場面に出会すと思いますが、判決を言われるまでの緊張感は、これまでにない最大級の緊張感で、二度と味わいたくないですね(笑)

 と言うか、色んな緊張感の中でも、この緊張感は完全に異質ですからね

 だって、自分の人生の運命を決めるんですからね

 山野選手の場合、求刑は無期懲役ですから、有罪ならもう二度とシャバの地は事実上踏めませんし、無罪ならシャバへと舞い戻れますから、ボクなんかよりも比較にならない位の緊張感だったでしょう


 そして、15時丁度に、裁判長を始め裁判員が入って来て、全員起立します

 この時、席を立つバタバタと言う音の大きさが、それだけの人数が居ることの証でもありました

 裁判長が一礼するのに倣い、傍聴人全員も一礼します

 一礼が終わると、また席に座るバタバタという音が響き、それが落ち着くと裁判長から、

 『それでは、被告人は前へ。』

 と、言い、山野選手は証言台の前へと移動します

 続けて裁判長は、

 『山野被告ですね。それでは、あなたに対する当裁判所の判決を言い渡します。』

 さあ、ドキドキワクワクの瞬間です

 ボクは、以前もお話したように、主文と言った後の、被告人〝を〟か被告人〝は〟かに、耳を傾けていました

 被告人〝を〟なら有罪で、被告人〝は〟なら無罪です

 ボクは、恐らく被告人〝を〟だと思っていました

 すると、


 『主文。被告人は無罪。』


 ボクは、被告人〝は〟と、聞いた瞬間、〝あっ、また無罪来たーと、思いました

 そして、傍聴席が〝おぉ~〟と、どよめきました

 それを聞いた裁判長から、『傍聴席は静粛にするように。』と、注意が入りました

 また、報道記者席に座っていた何名かの記者が、バタバタと席を立ち法廷の外へ行きました

 恐らく、無罪判決の結果を伝えに行ったのでしょう


 ボクは、かなり唖然としながらも、裁判長の判決理由に耳を傾けました

 この間、山野選手は証言台の椅子に座り、じっと判決理由を聞いていました

 判決理由の中で、一番のウェイトを占めているのが、山野選手が放火をしたかどうかで、この点について検察側は実際に建物を作って燃焼実験をやり、更にそれを補強する鑑定人の証言を立証の柱としていました

 しかし、それらが全て否定され、判決文では『逆に燃焼実験の結果は、被告人が犯人ではなく、別の第三者の犯行の可能性を示唆するものである』、とまで言われてしまいました

 ですから、捜査一課がやったこの実験は、皮肉にも山野選手が犯人ではないことを証明してしまったのです


 更には、検察側は、公判前整理手続きの最中で、訴因の変更を申して、結果的にその訴因が成立するかどうかも疑わしいとまで言われてしまいました

 因みに、訴因の変更とは、起訴状に記載されている犯罪の具体的事実を言い、それを途中で変更する意味です

 また、検察が提出した防犯カメラの画像も、そこに写っている被告人の車の映像の時間から、被告人の車が通り過ぎた後に火事が発生したと考えられるから、被告人には放火は不可能、とまで言われていました

 とにかくもう、検察の主張はことごとく排斥され、全てが否定されていました


 判決理由の朗読の最中、被害者遺族は何とも言えぬ表情で聞いていました

 また、検察官も同じく、冷静さを装ってはいましたが、時折裁判長の方を見るなど、明らかに納得が行ってない様子でした


 そして、約40分に亘る判決理由の朗読が終わり、裁判長は淡々と『それでは閉廷します。』と、言って裁判員共々引き上げて行きました

 山野選手は、特に表情を変えることなく、弁護士の方へと歩いて行き、何か言葉を交わしていました

 それから、裁判所の書記官と弁護人と何か話をしていて、何を話しているのか聞こうと思ったのですが、裁判所職員から終了しましたので出て下さい、と言われ泣く泣く法廷の外へと出ました


 法廷の外へと出ると、記者達がざわついていて、ボクもそれを近くで見ながら、ふとあることを思い付きました

 一体、その思い付きとは

 この続きは、明日お話する予定です

 

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