破壊された自転車…。~犯人よ、震えて眠れ!~ (9)
おはようございます


今日も、非常に天気が良くて気持ちイイですね

昨日は、事故後の警察の対応についてお話しました

〝捜査〟と言うよりは、単なる事故の扱いという感じでしたね


さて、今日は、被害者調書を作成した時の状況についてお話します

彼は、3月31日に現場検証を行い、後日被害者調書を作成する為に、大宮東警察署へと向かいました



日時は、4月7日(火)10時からでした



彼は、そこで初めて事故後の自転車と対面を果たしたのですが、それはそれは酷い有様でした



以下、ご覧下さい




完全に、後輪がもげちゃってます…




サドルも、衝撃で破損しています…



フレームが切断されています…



ブレーキパットも、完全に逆方向を向いています



タイヤも歪んでいます…



と言うように、非常に衝撃が凄かったかが分かりますよね




この衝撃ですから、彼の怪我の具合も理解出来ます



ホント、死んでてもおかしくないような状況だったんだなと、改めて痛感しましたね



彼は、自転車と悲しみの対面を果たした後、警察署内で調書を作成したそうです



その際、取り調べ室ではなく、パーテーションで区切られた応接間だったそうです


ボクとしては、『折角の機会なんだから、取り調べ室で調書を作成してもらえば良かったのに。ジャーナリズムが足りないよ。』と、叱責しました


普段、なかなか警察署で調書を作成する事なんてないんですから、刑事ドラマのような取り調べ室があるのかを確認する、絶好の社会科見学じゃないですか


なので、ボクは彼の性格から、敢えて取り調べ室で調書を作成したのかなと思っていたのです


やはり、被疑者(容疑者)と違い、被害者は取り調べ室ではやらないんですね


まっ、当たり前っちゃ当たり前ですよね


取り調べ室で行ったら、妙な圧迫感を与えますからね


それはさておき、調書の作成自体は、先日行った現場検証の図面を見ながら、事故の状況を確認すると言った感じで進められて行ったそうです


担当したのは、事故当日に名刺を渡した警察官でした


調書の枚数自体は、5、6枚になったそうですが、彼の職業柄、『ここの言い方弱いから、ひき逃げに変えて下さい。』と、何箇所もダメ出しをして修正させたそうです


まっ、これは当然の権利ですから、彼がクレーマーなのではありません


ここで、彼は改めて知らされたそうなのですが、今回の事件では、何と物証が殆どなかったそうなのです



皮肉なことに、彼にとっては不利に、犯人にとっては有利な結果となってしまいました



加えて、被害に遭った自転車にも、車の塗膜片等の痕跡も殆ど見当たらなかったそうです



この事実を聞かされた彼は、すかさず、
『じゃあ、科捜研にこの自転車を回して下さいよ。自費でも構わないので。何か見付かるかも知れないから。』
と、要望したそうです



これは、被害者なら当然主張する事で、彼の気持ちは良く分かります


この要望に対し、担当の警察官は、渋々了承したと言った感じだったそうです



更に、彼はこれらの状況に不安を覚え、
『あの、事故現場を掃除機で掛けたんですか

と、訊いたそうで、この質問に対し、警察官は、
『いや、そういうのはやってないです。うちにはそう言った掃除機はないので…。』
と、返答したそうです



これには、ボクも非常にビックリでした



と言うのは、良くテレビの警察24時を観ると、ひき逃げ事件が発生すると、事故現場から証拠を収集する為に、アスファルトを掃除機で吸い取るシーンを観たことがあるかと思います


ですから、ボクも彼も、当然警察は事故現場を掃除機で吸い取っているものだと思ったのです



しかしながら、その予想に反し、警察の答えは一切やっていないとのことでした



別に、掃除機なんて、何だっていいじゃないですか



業務用とか、ダイソンじゃなくたって、幾らでも掃除機なんてあるんですから



と言うより、警察署に、掃除機の一台位絶対にありますから




従って、大宮東警察署は、掃除機を掛けられなかった、のではなく、横着して〝掛けなかった〟のです



その証拠に、当初警察が立てた看板は下記のとおりだったのです




写真を見ると分かりますが、ひき逃げとは書かれずに、単なる事故としか書いていません




しかも、事故現場の交差点にしか設置していなかったそうなので、彼は、
『自費でもいいから、看板を5枚追加して下さい

と、要望し、その結果下記の通りになりました



汚い字で、上から書き換えています


看板が増えているのが分かります


これらの結果から、ボクが感じたのが、警察はひき逃げ事件として扱っているのではなく、単なる事故として扱っているなという事です



だって、事故後直ぐに掃除機は掛けない、自転車も科捜研に回さない、看板も単なる交通事故と書いている、等と、明らかに〝ひき逃げ事件〟としての扱いではないでしょう




その点を、彼は強く主張したから、看板の枚数が増えたり、文言が変更になったのです



何か、〝被害者がギャーギャーうるせーから、しょうがないからやるか〟と、言った対応に感じざるを得ません



ホントに、犯人を捕まえる気があるのか、甚だ疑問に思います



ボクは、警察の対応についての最後の質問で、被害者としてこういう取り調べを受けてどう感じたかを問うと、
『ちゃんと、事件の引継ぎが出来ているのか疑問。』
『警察署へ行くと、警官が凄い出入りをしているから、次から次へと事件が起こるからか、ところてんな事務的な感じがした。』
『被害品の自転車も、ぶつかった部分に何の印もしてなくて、邪険に扱われている気がした。』
『捜査がどこまで進んでいるか分からないから、正直頼りない。』
と言う感想を持ったそうです



これが、率直な意見なのでしょうね



そして、調書の作成の際に、犯人にどんな処罰を望むかを訊かれると、
『執行猶予なしの、一発実刑で10年はぶち込んで下さい。犯人を匿った奴も同様です


と、述べて、調書に記載したそうです


今後、警察の捜査はどうなるのでしょうか

我々は、今は見守ることしか出来ません



さて、明日は、ひき逃げに遭った場合の、救済措置についてお話する予定です





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