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日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

〝シャバ〟から観る506号法廷。




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 前回の記事で書いた、傷害致死事件の公判が12時前に終わり、午後からどの法廷を傍聴しようか考えていました。

 ボクは、この日の傍聴には、前記傷害致死事件の公判を傍聴する以外に、実はもう一つの大きな目的がありました。


 それは…


 『自分が逆転無罪判決を受けた法廷を傍聴する』


 と、言う目的でした。


 何故、殊更そんな行動をするのか?

 それは、ボクが好奇心旺盛のオトコだからです。(笑)


 いいですか?みなさん、よく考えてみて下さい。


 つい、二ヵ月前は法廷の柵の〝向こう側〟に居たのに、それが奇跡の逆転無罪判決を受けて自由の身となり、今度は法廷の〝こっち側(シャバ)〟で、お客さんとなって裁判を傍聴するなんて、これ程痛快な体験はないじゃないですか!

 って、思うのはボクだけですか?(笑)

 それでも全然構いません。(笑)


 ここで、先程から出て来る法廷の〝柵〟について解説します。


 裁判所の法廷に、一度でもご来場した経験のある方ならイメージ出来ると思いますが、そういう経験がない方からすると〝柵〟と言っても何を言ってるのか分からないと思いますので。

 法廷には、傍聴席と被告人席とを明確に区別する為の柵が設けられています。

 この柵は、身長170cm位の人の腰位の高さに設けられていて、傍聴席の前に設置されています。

 その両脇には、バネ式の板があって、弁護人や検察官は軽く手で押して板を開けて、それぞれの席に向かいます。

 
 〝柵〟と、言っても、決して高くはなく、簡単に飛び越えられる位の高さなんです。

  しかし、この何でもない高さの柵が、被告人として法廷の〝向こう側〟(傍聴席から見て)にいる人間からすると、とてつもない高さに感じるんです…。

 何て言うのか、柵を起点として、透明の壁がそびえ立ってるとでも言いましょうか。

 手前味噌ですが、ボクの運動神経なら、逃走防止の為に付き添ってる護衛の刑務官二人位、簡単に振り切れる自信はありますが、流石に逃走は図ろうとは考えもしませんでした。(笑)

 
 ですから、被告人席から見ると、ホント簡単に飛び越えられる法廷の柵の〝向こう側〟は、近くて遠いのです。


 そういう深い思い入れがあった為、尚更、自分が裁かれた法廷を〝逆サイド〟から観たかったんです。

 なので、この日は前記傷害致死事件以外にも、自分が逆転無罪判決を受けた法廷を、必ず傍聴するルートで考えていました。


 又、506号法廷を使用している、東京高裁第四刑事部は、毎週火曜日と木曜日しか、基本的には法廷を開かないので、この日は丁度火曜日だったこともあり、尚更〝傍聴ルート〟に組み入れ易かったのです。

 そうなんです。東京高等裁判所は、法廷を開く曜日が各刑事部ごとに決まっていて、例えばある刑事部は水曜日と金曜日と言う風に開廷日が決まっているので、その曜日に合わせて公判日時が決まって行きます。

 ボクの逆転無罪判決を下した、東京高裁第四刑事部は前記の通り、火曜日と木曜日が開廷日なので、ボクはいつもこれらの曜日に出廷していました。

 こういう、〝タイミング〟が重なったのも理由です。

 
 ボクの人生観と言うか、考え方の一つとして、やはり何事においても全ては〝タイミング〟だと思っているんです。

 
 なので、この日の傍聴第一優先の傷害致死事件の開廷日と、ボクにとって極めて思い入れのある、506号法廷の開廷日が重なったのも、これまた一つの〝タイミング〟なわけです。


 そして、これはボクのイタズラ心でもあるんですが、つい二ヵ月前に逆転無罪判決を宣告した〝元〟被告人が、今度はお客さんとして傍聴席に鎮座していたら、裁判官達は一体どんな顔をするのかな、と言う通常じゃ考えつかない発想を思いついてしまったのです。(笑)


 以上のような、ボクの思い入れと、タイミング、イタズラ心、これらが相俟って何気なく足を運んだ506号法廷。


 事件は、恐喝事件の判決だったのですが、ボクの予想を裏切るとんでもない展開が待っていようとは、この時のボクは夢にも思いませんでした…。


 この続きは次回へ…。