矛盾するルール。


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5月28日(火)に出した、二回目の『傍聴案内』が、またしても職員の手によって戻って来てしまいました…。
しかも、今度は書信係という、手紙の検閲を担当する職員の偉いの(金線)が、ボクの舎房(部屋)に直々に返却に来ると言う腰の入れようだったので、これにはボクも相当憤慨して職員に食い下がりました。
だって、そうでしょう。
昨日、ダメ出しされた箇所は、しっかりと修正して提出したんですから、ボクからすれば当然「何なんだよ!」と言う思いです。
ボクは、非常にイライラしながら話を聞いてみると、どうやら手紙自体はOKだけれども、『傍聴案内』の原本の一部分がダメだと言うんです。
と、言うのも、ボクの『傍聴案内』はA4の罫紙15枚に亘り、その最後の15枚目は『結語』と題して締め括っているのです。
その中に、何故今回コピーの手紙なのかと言う理由を書いたのです。
だって、本来であれば手紙は手書きが常識ですから、それなのに、いきなりどこの馬の骨とも分からない人間からの手紙がコピーでは、「何だコイツは」と思われてしまうので、そう思われない為にコピーである理由を書いたのです。
それが、ダメだと言うんです!
職員は、『あからさまに理由を書くな』って言うんです。
別に、そんな内容を書いた位で、拘置所の秩序が乱れる訳でもなければ、拘置所にとって何ら不利益、不都合なんて一切ないのにそれでもダメだと言うんです!
全く、馬鹿げてるでしょう?これが、拘置所と言う所なんです。
当然、ボクとしては、
『理由を書くなって言うけど、面会時にその理由を話すのは構わないんでしょう?』
と、職員に訊くと、
『面会なら、何を話しても構わない。』
って、言うんです!だからボクは、
『はぁ?そんなの矛盾してるじゃん!面会は良くて、何で手紙はダメなのよ!』
と、食い下がりました。
しかし、金線の職員は、
『とにかく、手紙の中に書かれているとダメなんだ。』
と、全く要領を得ない回答しかしないのです。
だって、おかしいと思いませんか?
面会時には、手紙がコピーである理由(詰まり、拘置所のルールの盲点を突いた事)を話すのはOKで、手紙ではダメって、おもいっきり矛盾してると思いませんか?
仮に、面会時も手紙もダメだ、って言うのなら、まだ分からなくもないんです。(とは言え、到底納得できないですが)
なのに、面会時には拘置所のルールの盲点を突いた内容を話すのはOKで、手紙だとダメだって言うんですから、全くもって理解不能です…。
しかし、拘置所側がダメだと言っている以上、ボクが折れない限り『傍聴案内』は送れませんから、渋々折れるしかないんです…。(悔し涙)
特に、東京拘置所の手紙の検閲は、スンゴクうるさかったですね!
一審公判時に、ボクが勾留されていた千葉刑務所(刑務所と言っても、刑務所の敷地内に拘置所がある)は、手紙に関してはちっともうるさくなかったです。
それに比べると、東京拘置所は格段にうるさいですね。(バカヤロー!)
同じ、拘置所と言う法務省管轄の施設なのにも拘わらず、施設によって全然ルールが違うんです。
(この、千葉刑務所と東京拘置所のルールの違いは、改めて別の機会にお話しします。)
さて、全くもって納得がいかないままも、仕方なく指摘を受けた箇所を修正して再提出です。
ボクからすれば、『何で、昨日の内に言わねぇんだよ!』と、思いましたが、こればっかりは職員に言ってもどうしようもありません…。
しかも、またしても返却されたのが午後一時位だった為、その日の発信時間(平日の午後3時まで)に間に合いません。
これで、また一日損する結果となりました。(泣)
そして、ボクは返却されてから、
『拘置所と言う所は、つくづく理不尽で不条理な所だ。こんな所、死んでも絶対に来ない!』
と、胸に決意しながら、検閲に引っ掛からないような上手い言い回しを考え、小机に向かいペンをダッシュさせました…。
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