日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

10月16日(水)の裁判傍聴記(2)

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 偶然、ボクが収容されていた、東京拘置所で同じフロアに居た吉田和範被告…。

 その彼の控訴審初公判で、裁判長は原判決後の情状に限り(一審判決後に、被害者と示談したとか。賠償金を払ったとか。)被告人質問を認めるとの条件で、被告人質問が始まりました

 弁護人は一人で、淡々と吉田被告に質問して行きます

 色々と聞いていく中で、何と吉田被告は一審判決が出るまでずっと、『接見禁止』が付いていたと言うのですから、これはかなり厳しい決定だったと思います

 確かに、ボクが拘置所に居た時、吉田被告の部屋の前を通ると、『接見禁止』と書かれたマグネットが房のドアに貼り付けられていたので、ボクは部屋の前を通る度に、『まだ、接見禁止が付いてるのかぁ~。長いなぁ~。』と思っていました。

 
 ここで、接見禁止をご存知ない人の為に説明しますと、接見禁止とは読んで字の如く、接見を禁止すると言う意味で、この期間中は弁護人以外の人とは面会や手紙のやり取り等、一切出来ません

 例え、親や妻と言う身内でさえも、会えない、手紙は出せないと言う厳しい決定なのです…
 
 だから、その間は弁護士経由で伝言を頼むしかないのです…

 これは、ボクも今回逮捕されてから半年間接見禁止でしたから、非常に良く分かるのですが、もの凄くキツイし不便極まりないです

 接見禁止は、逮捕されて否認すれば間違いなく付けられて、また共犯者が居る場合も同様です。

 では、接見禁止は何の為に付けるのかと言うと、何の為、〝念の為〟ではなく(笑)、〝証拠隠滅の恐れがある為〟、と言うもっともらしい理由があるからですが、でも勾留されて塀の中に居る人間からすると、身柄を拘束されているのに一体どうやって証拠隠滅を図るんだよ、とつくづく思っていました…

 しかし、裁判所は手紙等で口裏を合わせるかも知れない、と言う極めて可能性の低い理由で(ってか、現実的にあり得ない。何故なら、検閲があるから。)、ことごとくボクの『接見禁止解除請求』を却下して来ました…

 ボクは、接見禁止当時、何回も嫌がらせの様に『接見禁止解除請求』を裁判所に出していました。

 ホント、今振り返ると接見禁止中は、何とも言えぬもどかしさがありました…

 だから、ボクからすると接見禁止の建前は、証拠隠滅の恐れがある為、と言っていますが、実際は単なる嫌がらせ以外の何物でもない、あるいは精神的拷問でしょう

 何故なら、検察は起訴した時点で有罪に出来ると確信している以上(だから、起訴するんです)、有罪にする為の証拠は起訴の時点で揃っているのですから、これ以上の証拠隠滅なんてないからです。

 仮に、証拠隠滅があったとしても、それは検察の立証に何ら影響はないのは明らかでしょう

 にも拘わらず、殊更接見禁止を付けるなんて、精神的な拷問以外の何物でもないじゃないですか

 
 そして、裁判所は検察側が接見禁止の請求を出すと、これをことごとく是認するのです。

 これが、〝裁判所は自動販売機〟だと揶揄される所以です。(笑)

 
 ただ、これはホント知られていないのですが、接見禁止の最中でも手紙を出す裏ワザがあるのですが、これは長くなるので別の機会にお話しします


 さて、話は戻って、吉田被告は一審判決が出るまで接見禁止が付けられていたみたいですが、これは相当厳しい決定だと思います

 詰まり、逮捕されてから一審判決がでるまでの間、一度たりとも親や奥さんに会えもせず、手紙も出せなかったのです…。

 勿論、手紙を受け取るのもダメです

 但し、接見禁止が解除になると、それまで届いていた手紙は全て手元に届きます

 あくまでも、拘置所側で止めているだけで、送り返される訳ではありません。

 
 そして、一審判決後にやっと接見禁止が解除になり、奥さんや友人が毎日面会に来てくれて、色々と話した結果、控訴する決意をしたそうです。

 因みに、吉田被告の事件の詳細はこちら

  ≪吉田和範事件≫

 結構、残酷な事件ですね…


 その後も、被告人質問は続き、弁護人の質問に丁寧な言葉で証言する吉田被告

 その印象からは、まさかこの人があんな事件を起こすなんてとても信じられませんでした…

 どうやら、吉田被告には妻とお子さんが二人居て、吉田被告の帰りを待っていると言うではないですか

 しかし、現実問題として、これから十何年も刑務所に行って、〝リアル〟に会えないのに、果たして今と同じ気持ちで奥さんが待っていられるかどうかは甚だ疑問です…

 想像してみて下さい。

 あなたの愛する人が、これから十何年も刑務所に行かなければならなくなったとして、果たしてあなたは待っている自信がありますか

 ってか、待てますか

 きっと、想像出来ないのではないでしょうか。

 これが、詰まり『刑』なのです

 一人の人間の、自由を奪う『自由刑』。

 悲しいかな、ホントに良く出来てると思います…。

 勿論、被害者の関係者の気持ちを忖度するのなら、十何年だろうが関係ないのでしょうが…


 そして、被告人質問は終了して、結審しました。

 残念ながら、おそらく控訴棄却でしょう…

 判決は、11月6日午後2時40分からですが、ボクが傍聴するかは未定です。(笑)


 続いて、③の事件を午後から傍聴しましたが、これも殆どの事実取調べ請求は却下され、原判決後の情状に限り被告人質問を認められて、形式だけの被告人質問…

 この事件も、1000%控訴棄却でしょう…

 つくづく、①ないし③事件を傍聴して思ったのが、やはり殺人等の大きな事件であったとしても、弁護側の事実取調べ請求は殆ど却下されると言う事実です

 余程の理由がない限り、控訴審での弁護側の事実取調べ請求は認められないのが現状です。
 
 この事実、現実を知れただけでもボクは実に有意義でした

 翻って、そうすると、ホントボクの控訴審はキセキの中のキセキだったのだなと、改めて心底痛感しました


 一方、④事件はたまたまタイミングが良かったので傍聴しただけで、特に何の興味も無かったです。

 強いて言えば、罪名に惹かれた位でしょうか。

 案の定、控訴棄却でしたが、判決理由を聴くとこの被告人は、アダルトビデオを観て感化され、自分の欲望を満たしたいが為にナイフで脅し、レイプしようとしたが未遂に終わり、フェラチオを強要し金品を奪ったと言うとんでもないバカヤローでした

 し、か、も、何と10時間の間に2件の犯行を重ねると言う悪辣極まりない犯行態様でした

 加えて、犯行当時は覚醒剤を使用していて、また時間の経過で余り良く覚えていない、なんて理由で犯行を否認してるんですから、尚更バカヤローです

 ホント、被害者の方々の無念さ、悲惨さは察するに余りあります…。


 と、以上の通り充実した傍聴デイでした


 さて、次回は17日にあった注目の木嶋佳苗の控訴審初公判の模様をお伝えします

 果たして、ボクは傍聴出来たのでしょうか…